4回 セミナー

これまで/これからの研究、Ph.D.での留学について、大阪大の王先生に聞いてみよう!

開催報告

2023/3/14 (火)、王青波 先生 (大阪大学大学院医学系研究科 遺伝統計学 准教授) を講師にお招きし、第4回セミナーを開催しました。当日はお忙しい中、50名程度の方々にご参加いただきました。皆様、誠にありがとうございました。

初めにご自身の自己紹介とともにハーバード大学での博士課程留学について貴重な経験談をお話いただきました。ご苦労されたご経験も、その末に研究成果を挙げられたご経験も含め、とても臨場感のある刺激的なお話でした。その後、これまでのご自身の研究内容や生命データが蓄積していった未来での展望など幅広くわかりやすくお話頂きました。懇親会では、生命情報科学の未来の在り方にも思いを馳せながら、さまざまな話題で盛り上がりました。

本セミナーが皆様の研究生活やキャリア形成にお役に立てれば幸いです。今後も様々なキャリアを持った方々を招待し、セミナーを続けていく予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

開催趣旨

第4回となります今回は、大阪大学より王先生をお招きし、ゲノムワイド関連解析を始めとする大規模ゲノム解析分野での研究、ハーバード大でのPh.D.留学経験などのご自身のキャリアについて講演していただきます。

また、本セミナー後には懇親会を予定しております。そちらでは王先生により詳しいお話を聞くのはもちろん、参加者間の交流を深めていただけます。是非ご参加ください。

概要

日程 2023/3/14)19:00〜20:00 (20:00〜 オンライン懇親会; ぜひ夕飯を食べながらご参加ください!

会場 Zoomによるオンライン開催

参加資格/参加費 どなたでも無料でご参加いただけます。

参加登録 https://forms.gle/2e1n8abGiyAGpaRMA

司会 今野直輝

講演者

王青波 先生

(大阪大学大学院医学系研究科 遺伝統計学 准教授)


講演タイトル

大規模データから一塩基レベルでゲノムを理解する試み

Interpreting functional and population genomics data at single variant resolution

要旨

ゲノムワイド関連解析(GWAS)をはじめとする大規模データ解析によりヒトの疾患に関連するゲノム領域が次々と同定されているが、領域内の一つ一つのゲノム変異の効果推定は困難を要する。また、GWASそれ自体はメカニズムは提示せず、特定のゲノム変異がなぜ形質に寄与するのかを理解するには多面的な知見が必要と考えられる。

本セミナーでは発表者が開発した手法を中心に、「どの」変異が「どのように」形質に寄与しているのかを統計的に推定する道筋を展望する。

また、終盤では発表者のPh.D.留学の経験等を踏まえ、これからの生物情報学研究に関してinteractiveに議論を進める予定である。

懇親会

講演終了後の20時よりzoomを用いたオンライン懇親会を行います。参加者同士で親睦を深めましょう。

Contact

お問い合わせはbioinfowakate_staff@googlegroups.comまでお気軽にご連絡ください。