第7回 セミナー

生命現象への数理的アプローチを、九州大学の巌佐庸先生に聞いてみよう!

開催報告

2023/6/20 (火)、巌佐庸様 (九州大学) を講演者にお招きし、第7回セミナーを開催いたしました。第7回セミナーは当日はお忙しい中、60名程度の方々にご参加いただきました。懇親会でも様々な質問があり、盛況のうちに終えることができました。皆様、誠にありがとうございました。 

まず初めに巌佐先生にこれまで関わってこられた研究についてお話しいただきました。終始フレンドリーに、そして楽しそうに研究のお話をされる先生のお姿が印象的でした。懇親会では講演中に扱われなかったモデルや研究室の運営についてを伺うことができ、とても刺激的な交流を行うことができました。

本セミナーが皆様の研究にお役に立てれば幸いです。今後も様々な方々を招待し、セミナーを続けていく予定です。皆様のご参加をお待ちしております。

開催趣旨

6月のセミナーにて、九州大学より巌佐庸先生をお招きし、ご自身が関わってこられた数理生物学の研究について講演していただきます。生物の適応から疾患の話題まで、多岐にわたる生命現象を数理生物学の観点から明らかにしてこられました。

データを使わない、理論生物学の世界を知ることができる貴重な機会だと思います。是非ふるって、ご参加ください!

また、本セミナー後には懇親会を予定しております。そちらでは巌佐庸先生により詳しいお話を聞くのはもちろん、参加者間の交流を深めていただけます。是非ご参加ください。

概要

日程 2023/6/20(火)19:00〜20:00 (20:00〜 オンライン懇親会)

会場 Zoomによるオンライン開催

参加資格/参加費 どなたでも無料でご参加いただけます。

参加登録 https://forms.gle/ARbyE2Kgbx631GDp9

司会 林玲奈

講演者

巌佐庸 先生  (web siteGoogle scholar)

(九州大学名誉教授、数理生物学)

講演タイトル

生命現象への数理的アプローチ

要旨

 私は、学部に入学してすぐ、生物学を、物理学や経済学のように数理的法則が基本にある分野にすることにチャレンジしたいと思いました。セミナーでは、生物学の中で、さまざまな数学モデルが使われていることを簡単にお話ししたいと思います。[1] 生物の適応戦略とゲーム(動物行動や植物の成長)、[2] 突然変異の蓄積による発がんや転移のリスク、[3] 発生での形づくり、[4] 感染症のダイナミックスと人の行動変容、などを含む話題を予定しています。生物学の分野によって、数理モデルやデータ解析を有効な研究アプローチとして受け入れる程度には大きな違いがありますが、それは、その分野で過去に数理的なアプローチによって生物学の基本が把握できたと考えられているかどうかによるのだと思います。

懇親会

講演終了後の20時よりzoomを用いたオンライン懇親会を行います。参加者同士で親睦を深めましょう。

Contact

お問い合わせはbioinfowakate_staff@googlegroups.comまでお気軽にご連絡ください。